地鎮祭って何?

地鎮祭って何?

投稿日: 09/12/22日

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地鎮祭(じちんさい・とこ しずめ の まつり)は、土木工事や建築などで工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る。これには神式と仏式がある。神を祀って工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭と呼ばれることもある。鎮地祭、土祭り、地祭り、地祝いとも言う。
一般には土地の四隅に青竹を立て、その間を注連縄で囲って祭場となし、斎主たる神職のもと、建築業者・施主の参列の上で執り行う。祭場の中には木の台(八脚台という)を並べ、その中央に神籬(ひもろぎ、大榊に御幣・木綿を付けた物で、これに神を呼ぶ)を立てて祭壇となし、酒・水・米・塩・野菜・魚等の供え物を供える。
また、関西などの特定の地方によっては伊勢神宮近隣の浜から砂または塩を取り寄せ、四隅に置く場合もある。
祭壇の左右に、緑・黄・赤・白・青の五色絹の幟に榊をつけた「真榊」を立てる場合もある。この五色絹は五行説における天地万物を組成している5つの要素、つまり木・火・土・金・水を表している。

■仏教における地鎮祭
仏教では、地鎮法、鎮宅法(じちん、ちんたく・ほう)、安鎮法(あんちんほう、安鎮国家不動法の略)、地天供(じてんく)、あるいは俗に地祭り、地堅めの法などともいう。密教の場合は不動明王を本尊として行う鎮宅不動法という儀式があり、堂宇や仏塔、墓碑を建立する前にその土地を結界して、地天を本尊・中心として諸天の天神や、横死した霊魂なども含めて、それらを供養し鎮霊して、永久に障難が及ばないように修する。
堂宇などの場合、まだ板敷きを敷かずに土壇を鎮める修法を鎮壇法といい、地鎮と鎮壇を個別に修する。
なお略式で同時に修する場合もある。壇の中央に 五宝や七宝などを入れた賢瓶を埋めて、鎮石と呼ばれる平らな石を置き、再建する場合も決して動かさない。八方に輪や橛(くい)、五玉を埋める。
日蓮正宗でも「起工式」という形で行われ、本尊の力で土地を清め、工事の安全を祈願する意味合いがある。
敷地中央に祭壇を組み、寺院の常住本尊を掲げて住職の導師により読経・唱題の上、鍬入れの儀式が行われる。

■地鎮祭の流れ
一般的な地鎮祭の流れは次の通りである。
修祓(しゅばつ) 祭に先立ち、参列者・お供え物を祓い清める儀式。
降神(こうしん)  祭壇に立てた神籬に、その土地の神・地域の氏神を迎える儀式。神職が「オオ~」と声を発して降臨を告げる。
献饌(けんせん) 神に祭壇のお供え物を食べていただく儀式。酒と水の蓋を取る。
祝詞奏上(のりとそうじょう)
その土地に建物を建てることを神に告げ、以後の工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上する。
四方祓(しほうはらい)
土地の四隅をお祓いをし、清める。
地鎮(じちん) 刈初(かりそめ)、穿初(うがちぞめ)、鍬入(くわいれ)等が行われる。設計・施工・建主に振り分ける事が多い。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神前に玉串を奉り拝礼する。玉串とは、榊に紙垂を付けたもの。
撤饌(てっせん) 酒と水の蓋を閉じお供え物を下げる。
昇神(しょうしん) 神籬に降りていた神をもとの御座所に送る儀式。

地鎮祭の中では以下のように、建主や家族が自身で行なう必要があるものもあります。
・地鎮の儀(じちんのぎ)
神壇の前に用意されている盛り砂を三度掘るしぐさをします。
現在は地鎮の儀を省くケースが多い。
・玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神官から渡された玉串の葉先を前方へ向けてから右に回しながら枝側を前方に向け、玉串案(台)の上へ供えます。一歩下がって、二拝、二拍手、一拝の形で礼拝します。
※二拝、二拍手、一拝:二回続けて最敬礼、二度拍手、一回最敬礼すること。
地鎮祭が終わるとご神前で神主を中心にみんなで乾杯をします。その後、建主、施工業者が一緒に近所にあいさつをしてまわります。菓子折、手ぬぐいなどを配る場合が多いです。
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■初穂料・玉串料について
そもそも神社には、年の初めに収穫された稲穂が奉納されます。
初めての稲穂という意味で「初穂」と呼ばれています。現代ではお金がお米の役割を果たしているため、奉納金のことを「初穂料」と呼んでいるのです。初穂料は あくまで自分の誠意を表すものですので決まった価格というものはありません。 しかし、一般的には3万円程と言われています。

■用意する物
地鎮祭を行うに当たって、御供物は神饌(しんせん)と呼ばれ祭壇にお供えします。お供え物にもいろいろな種類があり、生のもの(生饌=なません)を神様にお出しします。地域によって異なるようです。

一般的な御供え物例
米 5合~1升。 そのままお供えすることもありますが、よく洗って供えることもあります。
酒 1升瓶1本準備してください。祭典後の直会(なおらい)にも用います。
塩 おおさじ3杯程度。 水 コップに1杯程度。
魚 タイ(尾頭付き)がよいとされていますが、その他の魚(尾頭付き)でもかまいません。
海の幸 こんぶ・のり・わかめなどの海草類を5種類程度。
山の幸 大根・ナス・キュウリなど季節の野菜を5種類から7種類程度。
果物 りんご・みかん等季節の果物を5種類程度。

上記のように地鎮祭とは、家の新築工事や、土木工事などにとりかかる際、その土地をお守りくださる神さまにご挨拶を申し上げ、工事の安全と守護を祈願する祭儀です。行う儀式の内容は、地域や宗旨宗派によって異なりますが、やらないといった方もいらっしゃいます。
何回も地鎮祭を経験している方というのはほとんどいません。難しい儀式ではないので、楽しんで地鎮祭を味わって下さい。