買っても良い土地、いけない土地①

買っても良い土地、いけない土地①

投稿日: 16/11/10日

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夢のマイホーム計画の序盤であり、肝となるのが土地探し。

しかし土地には、家を建てるのに向いている土地、向いていない土地があることをご存知でしょうか。

人生を快適に過ごすための理想の家づくり。

だからこそ、家を建てるのに向いている土地なのかどうかは、とても重要と言えますね。

では、家を建てるのに向いている土地とはどのような土地なのでしょうか。

まずチェックすべき点は「用途地域」です。

今回はこの用途地域における、買っても良い土地、いけない土地について探っていきましょう。

用途地域とは、都市計画法という法律によって土地の利用を定めたもので、全部で12種類存在しています。用途地域次第で建てられる建物の種類や大きさ、周りの環境も大きく異なるのですが、案外これを重要視していない方が多いようにも思います。

しかし、この用途地域の規制によって思い描いていたマイホームが建てられない可能性も出てくるため、事前に調べておくことはとても大切です。

用途地域を調べるには、市町村役場に置いてある都市計画図チェックすることで簡単に分かりますが、最近はインターネットで情報を公開している自治体もあります。(例:名古屋市都市計画情報提供サービス)。また、検索サイトで「○○市 用途地域」で検索すれば、調べることができます。

12種類の用途地域は以下の通り

第一種低層住居専用地域

第二種低層住居専用地域

第一種中高層住居専用地域

第二種中高層住居専用地域

第一種住居地域

第二種住居地域

準住居地域

近隣商業地域

商業地域

準工業地域

工業地域

工業専用地域

このリストの一番上「第一種低層住宅専用地域」から「商業地域」までは下に行くほど利便性は高まりますが、反対に閑静な住宅街からは遠のくと考えてよいでしょう。

例えば、「静かで、周りに高い建物のない環境が希望!」という方には「第一種低層住居専用地域」が一番です。

「近隣商業地域」は地域住民が日用品の買い物をするための地域です。幹線道路沿いに指定されることが多いため、交通量や騒音の心配をされる方もいます。

「商業地域」は飲食店・銀行・映画館・百貨店などが集まる地域です。高層建築が多いため、日照などの観点から住宅地には不向きであることが考えられます。

また「準工業地域」や「工業地域」は、住宅を建てることはできますが、名前の通り工場はもちろん店舗など住宅以外の様々な物が建つ可能性があります。

これらのことから、一般的な住宅を建てるためには「住居地域」と名の付く用途地域が適していると考えられます。しかし、前に例に挙げたような閑静な住宅街を希望する方に最適な「第一種低層住居専用地域」は、最も厳しい規制が設けられている地域でもあるのです。ここは主に2階建て程度の戸建住宅やアパートが建つ低層住宅のための地域であり、商業用途では小規模なお店や事務所を兼ねた住宅のみしか建てられません。また、住環境を保全するために「建物の高さは10メートルまで」という制限もあり、大きな店舗やホテル、百貨店などは建てられません。

そのため「突然、隣の空き地が高層マンションになった!」とか「パチンコ屋ができてしまった!」なんて心配はないので安心ですね。

また、近所にお店がなく日々の買い物が困難な「買い物弱者」対策のひとつとして、2016年、政府は第一種低層住居専用地域でのコンビニエンスストアの出店を条件付きで認めるよう、都市計画法の規制を緩和する方針を固めました。「利便性が良くなる分、住環境が悪くないのでは…」と不安視する方もいますが、「住環境を害さない」、「公益上やむを得ない」などの条件を満たした場合のみの緩和のため、大きな心配はしなくても大丈夫だと考えられます。

このように、同じ「土地」であっても、地域によって建てられる建物は大きく異なります。閑静な住宅街よりも利便性を求める方は、あえてスーパーなどの近い「近隣商業地域」を選ぶ方もいらっしゃいますよ。

マイホームの夢は人生設計でもあります。

どんな場所でどんな暮らしをするのか?自分たちが求める住環境と使用用途に応じて、土地を選ぶことが大切ですね。